【北海道】新千歳空港駅を移転、拡大 HKK連合とJR北海道、30年完成へ検討

エアポートより長い列車も停車可能

 道内7空港民営化で運営権を取得した北海道空港(HKK、札幌)を中心とする企業連合とJR北海道が、新千歳空港駅を移転、拡大する検討を進めていることが分かった。現駅から数百メートル西側で、国際線ターミナルビル近くの地下に造る案が有力。輸送力の大幅な増強が目的といい、関係者は北海道新幹線幌延伸前の2030年までの完成を目指したいとしている。


 現在の駅は国内線ターミナルビルの地下で、一つのホームの両側に線路がある「1面2線」。関係者によると、新駅は「2面4線」以上とし、ホームの長さを現駅よりも延ばして現在の快速エアポート(6両編成)より長い列車も停車できるようにする。
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国交省の大規模改修に連動

 現駅は、南千歳駅千歳線本線から分かれた「盲腸線」の行き止まりにある。国土交通省は18年、空港利用者の利便性向上のため、現駅を千歳線本線に組み込み苫小牧側に貫通させるほか、石勝線ともつなぐ大規模改修の検討に着手。現在単線となっている南千歳―現駅間の複線化も検討している。新駅設置は、これに連動して進める方向だ。

新千歳空港駅移転のイメージ
https://lpt.c.yimg.jp/amd/20200104-00010000-doshin-000-view.jpg

1/4(土) 6:03配信
北海道新聞
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200104-00010000-doshin-hok