【重鎮】#輿石東・元参院副議長、「桜」終始の野党に国民のいらだち 野党はこの国の設計図を示せ

https://mainichi.jp/premier/politics/articles/20191224/pol/00m/010/013000c
野党はこの国の設計図を示せ 安倍政権のおごりにストップを

2019年の流行語大賞ラグビー日本代表のテーマ「ONE TEAM」だった。どんな困難があっても心を合わせて前に向かって挑戦していくラグビーの精神が今の政治にも経済にも教育にも必要だと感じた。

さらに19年「今年の漢字」は「令」。麗しいという意味合いを持つ言葉だそうだが、国民の生活はそうなっているだろうか。むしろ18年に続きベスト10に入った「災」という言葉の方が今の日本の環境を表している。地球温暖化による災害の巨大化で、私が子どもの頃には考えられない風雨が日本列島を襲うようになった。しかし、国連気候変動枠組み条約第25回締約国会議(COP25)で小泉進次郎環境相は「脱炭素」に答えを出せず日本は「化石賞」を受賞する不名誉にあずかった。

「桜」終始の野党に国民のいらだち

 一方でスウェーデンの環境活動家、グレタ・トゥーンベリさんの地球温暖化対策を求める学校ストライキ「未来のための金曜日」が広がりを見せ、香港では民主化デモが起きた。しかし、日本の若者や学生が立ち上がる気配があまりない。これだけ地球温暖化憲法の問題が出てきてもだ。

 その一因は野党が先の臨時国会で明けても暮れても「桜を見る会」の追及に終始したことにある。確かに許せることではないが、要は敵失だ。そんなことよりも有権者、国民には年金や医療、子どもの教育に対する不安があり、それに答えを見いだせていないことに対するいらだちと諦めが…
(リンク先に続きあり)

2020年1月2日 毎日新聞