【インタビュー】 三國志:“生みの親”シブサワ・コウが語る35周年と“守り続けるもの” 2020/01/04

2020年01月04日 ゲーム
歴史シミュレーションゲーム三國志」の“生みの親”のシブサワ・コウさん
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 中国の三国時代を舞台に名将たちの人間ドラマを描いた「三国志」。日本でも昔から親しまれているが、普及のきっかけになったのがコーエーテクモゲームス歴史シミュレーションゲーム三國志」だろう。今年35周年を迎える人気シリーズだが、“生みの親”のシブサワ・コウさんは、守り続けてきたものがあると明かす。最新作「三國志14」の発売を前に、シブサワ・コウさんに、「三國志」誕生の裏側や二つの「守り続けてきたもの」を聞いた。

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 「三國志」は、劉備曹操孫権関羽張飛といった英傑、武将たちを仲間にしながら天下統一を目指す歴史シミュレーションゲームだ。1985年の第1作発売以来、さまざまな要素を追加しながら新作を発売。1月16日には4年ぶりの新作となる「三國志14」が発売される。

 「川中島の合戦」(1981年)、「信長の野望」(1983年制作)といった歴史シミュレーションゲームのヒットを受け、新作ゲームの舞台として採用されたのが中国の三国時代だった。吉川英治の小説や横山光輝のマンガに加え、NHKで放送された「人形劇 三国志」の存在も大きかったと明かす。

 「『川中島〜』は戦い、『信長〜』は国盗(と)りがテーマでしたが、『三國志』がテーマにしたのは武将たちが織りなすドラマでした」と明かすシブサワさん。「信長の野望」までは配下武将が存在しなかったが、「三國志」では武力や知力などの能力が異なる武将を200人以上収録。「信長の野望」の開発期間は2人で2、3カ月だったが、「三國志」は、武将のステータスから顔のグラフィックまで制作したため、開発時間は1年以上、十数人のスタッフが関わったという。

 「信長の野望」と並んで同社の看板タイトルとなった「三國志」だが、「信長の野望」にない「三國志」ならではの特徴について、シブサワさんは「ファンタジー要素」だと語る。「火計」や「計略」といった戦争でのコマンドや、武将の引き抜きや「駆虎呑狼の計」などの策略も「三國志」ならではのギミックだ。

     ===== 後略 =====
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